平成28年10月9日
白馬五竜スキー場のアルプス展望リフトから、遠見尾根を経由して五竜山荘を目指しました。あいにく初日は終日悪天候でした。さらに、行程が進み、遠見尾根の登り降りを繰り返しているうちに、いつしか辺り一面は霧の中。日が傾くにつれて風も強くなる一方。頭に浮かぶのは山小屋での温かい食事と布団。さあこの山を越えればもうすぐ到着!・・・と思いきや、霧の向こうにうっすらともう一つ越えるべき山が望み・・・。まさにこれは「人生は登山」と言わんばかりの行程でした。
平成28年10月10日
前日とは打って変わって、山荘は朝から晴れ間が見えました。透徹とした空気は夜の帳にしっかりと冷まされて、凍える様に寒かったですが、それを堪えながらしっかりご来光も拝むことが出来ました。五竜頂上山荘から唐松頂上宿舎、そして八方尾根と、四方の山々の山肌や、山の下方の雲海を望みながら稜線を降りました。パノラマの景色に自然の芸術を感じながら、我らが院長がポツリ「昨日の行程があったからこの景色が観られるんだな・・・」今回の登山はまさにこの言葉に集約されるように思います。